穏やかな雰囲気の住宅街を歩いていると、工事をしている場所へとやって来た。どうやら、小川に橋を架けようとしているようだ。橋の基礎が川の上に渡してあって、その傍らには若者がしゃがんでいた。かなりラフな格好をしているけれど、工事を行っている作業員だ。僕がカメラを構えているのに気がつくと、サンダル姿の若者は顔の前でピースサインをしてくれた。手の甲を外側に向けたピースサインだった。随分と若々しいピースサインだ。まあ、実際まだ若いのだろう。
よく見てみると、ピースサインの仕方だけでなく、その出で立ちも若々しい。しゃがんでいた若者の腰は丸出しになっていて、デニムの下にはいているパンツの端が見えていた。そう、若者はデニムを腰穿きしているのだった。いわゆる腰パンというやつだ。住宅街の中にある工事現場でも見られるなんて、アメリカの囚人服の風采に由来するとされる腰パンは、ここジャカルタでも若者の着こなしとしてすっかり定着しているようだ。
2020年8月 インドネシア 人びと | |
工事現場 ジャカルタ ピースサイン 青年 |
No
11648
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年08月25日
更新日
2023年08月31日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF