路地を歩いていると、向こうから男はやって来た。タンクトップを着て、大きな袋を運んでいる男だった。他の労働者と同じように、男も頭上に載せた大きな荷を手で押さえながら歩いている。インド辺りでは人力で荷を運ぶのは珍しいことではない。
この辺りのほとんどの労働者には機械化なんていう言葉は縁遠いものだろう。それくらいに賃金が安いに違いない。雇う側からしてみると、機械化するよりも人を使役した方がずっと安上がりなのだ。
男は僕に気がついていて、横を通り抜けるときに大きく口を開けていた。
2013年11月 インド 人びと | |
労働者 マルダ ずだ袋 タンクトップ |
No
8053
撮影年月
2011年6月
投稿日
2013年11月08日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM