路地を歩いていたら、先の角から突然猫背の男が現れた。路地で急いでいると、人とぶつかってしまうこともあるかもしれない。煙草の箱を手にしていた男は、急ぎ足で僕の横を通り抜けていった。そして、路地の先へと消えていった。
その足取りを見えていると曲がり角に来ても迷っているようには見えない。男はこの辺りの路地を知り尽くしているに違いない。男が歩き去ってしまうと、僕はひとり迷路のような路地に取り残されてしまったのだった。
2006年8月 町角 東京 | |
路地 神楽坂 男性 |
No
499
撮影年月
2006年6月
投稿日
2006年08月02日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
神楽坂 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V