この辺りは散歩していて楽しいところだ。かつての花街に風情のある古い路地が残っているのだ。でも過度の期待は禁物だ。残っているとはいえ、その数はさほど多くなく、ほとんどはどこにでもあるような通りばかりだ。もっと路地が保存されていたら、この町の魅力は何倍にもなっていただろう。
僕が歩いている路地も狭くて薄暗くて、石畳になっていた。路地の先を女性の人影が歩いている。女性は軽やかに明かりの差す路地の出口に向かっている。そこでは、現代の町並みが彼女を待ち構えている。
2005年11月 町角 東京 | |
路地 バック・ショット 神楽坂 シルエット |
No
230
撮影年月
2005年9月
投稿日
2005年11月07日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
神楽坂 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V