結婚式の参列者が明治神宮の境内をゆっくり、ゆっくり歩いていた。もちろん結婚式は神前式で挙式される。新郎は紋付袴で新婦は白無垢だ。でも結婚式の参列者は和装とは限らない。というより、ほとんどの人は洋装で参列している。
もはや着物は普通の人にとって一般的なものではない。そういう僕も今まで袴なんて着たことはただの一度もない。纏うにしても、成人式など特別な日だけであるのが多いような気がする。そのような雰囲気は女の人の方が強いだろう。なにせ着物は予備知識なくしては着れないような代物で、纏うにはハードルが高い。なんで着物業界は誰でも簡単に着られるような着物を作らないで、着付け教室にでも通わなければ着られないようなものにしてしまったのだろう。
そう思って見たところ、この日の参列者たちにとってこの日は晴れ着を纏うくらいには特別なものであっても着物を纏うほど特別な日ではないように見えた。
2015年9月 人びと 東京 | |
出席者 原宿 脚 明治神宮 神社 結婚式 |
No
9496
撮影年月
2015年9月
投稿日
2015年09月20日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
原宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL