神職と巫女を先頭にして、列はゆっくりと境内を進んでいた。これから神前結婚式が行われる場所へ向かっているのだった。新郎と新婦はもちろんのこと、参列者も一歩一歩足を進める度に厳かな気分が高まっているに違いない。
それにこの日は天気が良かった。観光客の耳目を集めながらゆっくりと青空の下を進むのは気持ちいいだろう。ふと、気になったのは、雨が降っていても先頭を進む神職の歩く速さは同じなのだろうか。雨が振っている中、あまりにゆっくりと歩き過ぎると、辿り着いた時にはもう参列者はびしょ濡れになっているかもしれない。
No
9495
撮影年月
2015年9月
投稿日
2015年09月19日
撮影場所
原宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。