祭りの日だった。新宿通りは歩行者天国になっていて、法被を纏った大勢の人が練り歩いている。ほとんどの人は集団になって歩いている。でも、中には集団になじめない人もいるようで、集団からちょっと離れて歩いている人もいる。実社会と同じだ。
写真の男の子もひとりで歩いていたひとりだ。まるで、世界にひとりだけ取り残されたかのように歩いていた。手には棒を持っていて、時折剣道の素振りをするように振っている。集団から離れて、じっと手にした棒を見詰めているその姿は、ちょっと寂しそうな雰囲気だった。
2007年7月 人びと 東京 | |
男の子 お祭り 法被 新宿 |
No
969
撮影年月
2007年5月
投稿日
2007年07月14日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V