浅草寺では三社祭が行われていて、賑わっていた。法被を纏った幼い男の子もお父さんに肩車されて歩いていた。周りから頭ひとつ抜き出ていて、そこからは周囲がよく見渡せそうだ。楽しく楽しくて仕方がないといった調子で頭を抱えている。男の子は祭りを満喫しているようだった。
正確に言うと、三社祭は浅草寺のお祭りではない。何も知らずに訪れると、浅草寺の境内は賑わっていて、神輿も境内を練り歩くから、浅草寺のお祭りだと思うけれど、実際には浅草神社のお祭りだ。
三社祭りの三社とは、浅草神社の旧名である三社大権現社または三社明神社のこと。浅草寺のご本尊である聖観世音菩薩を川で見つけた檜前浜成・竹成の兄弟とその見つけた像を聖観世音菩薩と見定めた土師真中知の3人を祀ってある浅草神社のお祭りなのだ。もっとも、明治時代になるまでは、神仏習合だからは浅草寺と浅草神社は一体だったので、浅草寺のお祭りでもあったのだけれど。
2008年8月 人びと 東京 | |
浅草 男の子 お祭り 浅草寺 肩 |
No
1940
撮影年月
2008年5月
投稿日
2008年08月26日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
浅草寺 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF135MM F2L USM