六本木にそびえる六本木ヒルズの脇を抜け、路地を進んだ先にギャラリーが集まったビルがある。大きくはないけれど、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーが入ったなんとも豪華なビルだ。
それぞれ得意分野は違えど、みな現代アートを扱うギャラリーだ。現代アート。そう聞くだけでなんだか難しそうな気がしてしまう。もっともアートが何なのかということもきちんと理解できていないのに、現代アートを理解するのは高望みなのかもしれない。なにはともあれ美術館にある冷蔵保存されているようなアート作品ではない、今この時を表すアートというものを観にやって来たのだ。
見ただけで作者の制作意図などが分かるわけもなく、僕はただギャラリーの中を歩いていた。思いの外、ギャラリーを訪れる人は多かった。僕以外の人は、誰も彼もが現代アートに慣れ親しんでいて作品を堪能しているかのように思えた。考える必要はなく、感じられればいいと思って来たのだけれど、何かを感じられたのかどうかも怪しかった。
2021年7月 町角 東京 | |
暗闇 人影 六本木 シルエット |
No
11965
撮影年月
2020年12月
投稿日
2021年07月12日
更新日
2023年08月20日
撮影場所
六本木 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF