他の多くのアジア諸国と同じように、カトマンズの町にも道端に何を生業としているのかよく分からない人びとがいる。写真に写っている男もそのようなひとりだ。トピと呼ばれる伝統的な帽子を被った男は道端にひとりで腰を下ろしていた。かなり暇そうだ。
カメラを構えると、男は自分の持て余している時間を誇示するかのように欠伸をし始めた。開けた口の中には暗闇が広がっている。そんな男の欠伸を見ていると、僕も欠伸をしてしまった。どこの国でも欠伸というものは伝染しやすいもののようだ。
2009年10月 ネパール 人びと | |
暗闇 カトマンズ 男性 口 |
No
3282
撮影年月
2009年6月
投稿日
2009年10月16日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
カトマンズ / ネパール
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM