クアラルンプールを歩いていると珍しいものを見つけた。シク教の寺院だ。マレーシアはイスラム教徒が多数を占める国。でもインド発祥のシク教を信じる人も結構いる。イギリス領だった時代にインドからやって来た移民の末裔だ。シク教徒はイギリス当局に重用されていたというから、移民の中にシク教徒もそれなりの数がいたのだろう。シク教の寺院を目にしたのは初めだった僕は、興味を惹かれるままに寺院の中へ足を踏み入れることにした。
質素な寺院の内部は飾り付けが施されていて、多くの人で賑わっていた。ちょうど結婚式が行われていたようだった。皆楽しそうにしている。新郎新婦を見つけたので写真を撮っていいかと尋ねると、この日の主役は快く応じてくれた。カメラを向けると新郎も新婦もニッコリ笑ってくれる。幸せそうな新婚カップルだ。
ちなみに新婦だけでなく新郎も髪を隠しているのは宗教上の理由だ。イスラム教徒と違って、シク教徒は女性だけでなく男性も髪の毛を隠すのが通例なのだ。
2009年3月 マレーシア 人びと | |
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No
2566
撮影年月
2008年12月
投稿日
2009年03月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
クアラルンプール / マレーシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM