銀座の町はいつも通りに賑わっていた。ここは言わずと知れた東京でもっともおしゃれなエリアだ。多くの高級ブランドが日本国内の旗艦店を構えている。そんな銀座でも、中国経済が急成長をしてからというもの、中国本土からの旅行者の姿をよく見かけるようになった。
彼らはバブル時代の日本人のようにお金を持っている。そして、高級ブランド品を銀座で買い漁っているのだ。なぜ自国で買わないのだろう。今どきは中国臨海部の年には銀座にあるようなブランドは店を出しているだろう。ひょっとしたら、関税が高いから海外で購入した方が安いのかも知れない。よく分からないけれど、いずれにしても日本経済に貢献してくれているのは確かだ。
ぶらぶらしているうちに、高級ブランドのお店の前にやって来た。壁一面がガラスで出来ていて、外観にも高級感が醸し出されている。中の様子は見えそうで見えない。ぼんやりとした人影が動いているのがなんとはなくわかるだけだ。なんだかチラリズム。そうこうしていると、僕の目の前をサラリーマンが横切っていった。
No
11217
撮影年月
2019年3月
投稿日
2019年10月01日
撮影場所
銀座 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III