男はどのようにカットすべきか考えているようだった
壁際でタンクトップの男が仕事をしていた。男はナイフを右手に持って、机に向き合っている。机の上には捏ねて伸ばされた生地が載っていた。男はどのように生地を切れば良いのか思案しているのだった。真剣な眼差しで生地を見つめる男は、首筋に血管を浮かび上がらせていて、直ぐ側に立つ僕に一瞥するような暇は全くないのだった。
一体何を作ろうとしているのか、楽しみに待っていたのだけれど男はなかなか決断できないでいた。しびれを切らした僕は、そっとこの場から歩き去ってしまった。
| 2014年7月 バングラデシュ 人びと | |
| 生地 ナイフ ロンプール タンクトップ |
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PHOTO DATA
No
8637
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年07月08日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ロンプール / バングラデシュ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM
