裸足の男が小さな工房の中にしゃがんでいた。男は鍛冶屋で、ちょうど手にした金槌で叩いているところだった。傍らには石炭のクズのようなものが山積みになっている。どうやら、男は昔ながらに石炭を使って熱しているようだ。
見ている間ずっと、男は黙々と叩き続けていた。横にいる僕には一目もくれない。規則的な金槌の音が路地に響いている。見たところ、男が作っているのは包丁か鋸のようだ。仕上がったものが男の前の床に並べられているのが見えた。
2011年9月 インド 人びと | |
鍛冶屋 ハンマー HDR コルカタ |
No
5742
撮影年月
2011年6月
投稿日
2011年09月24日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
スナップ写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM