泊まっていた宿の周辺には路上で時間を過ごしている人が多い。もちろん、屋台を営んでいる人もいるし、使えるのか分からないガラクタを売っている人もいるし、タイの人が大好きなプラクルアンを売っている人もいる。昼間からいかがわしい感じで客を待っている女性もいる。このような商売をしている人は置いておいて、何を路上でしているかわからない人も大勢いるのだ。ひょっとすると、何もやることが無いからこそ道端で過ごしているのかもしれない。
道を歩いていると、道路脇にベビーカーが置いてあるのが目に入ってきた。中ではふくよかな赤ちゃんがぐっすりと寝ている。すぐ近くには若い女性が腰掛けているから、この女性が母親なのだろう。ひとりで腰掛けていた女性は赤ん坊をそっちのけでスマホの画面に見入っている。微笑んでいることろを見ると、何かしら嬉しいメッセージがちょうど届いたところなのかもしれない。いずれにしても、この女性も何のために路上で時間を過ごしているか分からない人のひとりだ。
2018年6月 人びと タイ | |
赤ちゃん ベビーカー バンコク |
No
10614
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月20日
更新日
2024年02月10日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA