建物の外に出ると、柔らかな日差しを感じた。夕暮れ時だったので影も長い。太陽の輝いている方を眺めると、長い影たちが僕に向かって来ているような気がした。そして、動くものも停まっているものも皆がシルエットになっている。そんな逆光の中を人びとが同じ方向に向かって歩いている。なんだか輝く太陽に吸い寄せれているかのようだった。
そんな人びとを眺めていると、僕も皆と同じ方向に歩き出させばいけないような気分になってくる。太陽には人の判断力を鈍らせる力があるようだ。
2005年12月 町角 東京 | |
影 シルエット 有楽町 |
No
284
撮影年月
2005年12月
投稿日
2005年12月30日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
有楽町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V