小麦色の肌をした女の子が僕の前を歩いていた。白い帽子を被って歩いていた。日焼けした肌に白い帽子が似合っている。橋の中ほどに達すると、女の子は突然立ち止まった。そして、じっと橋の下を眺めている。何か動くものを見つけたのだろう。
興味を駆られた女の子は、微動だにしなくなってしまった。橋の下には鯉や亀がいることが多いから、おそらくはそのどちらかを眺めているのだと思う。都会育ちの女の子には、そのどちらも珍しかったのかもしれない。
2005年10月 人びと 東京 | |
橋 庭園 女の子 縁のある帽子 清澄 |
No
202
撮影年月
2005年9月
投稿日
2005年10月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
清澄 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V