ムアンシンの町外れを歩いていた。舗装されていない砂利道だった。ここでは舗装されている道の方が少ない。町中の道のほとんどは砂利道だった。しばらく歩いていると、道の先に二人の男の子が見えた。兄弟と思われる男の子二人が道端で手を握り合っている。でも、仲の良さそうな雰囲気はなく、剣呑な雰囲気だった。喧嘩していたのだった。
ふたりは手を繋いでいたけれど、弟と思しき男の子は嫌がっている。これだけ身長に差があると、力の差もかなりあるに違いない。弟は何かを拒否しているようだったけれど、兄にはそれが許せないようだ。
険悪な二人が立っている砂利道を日傘を差している女性が向こうの方から歩いてきていた。このような田舎町では、見知らぬ人が喧嘩の仲裁に入るかもしれない。そう思って女性の動向に注視していたけれど、女性は険悪なふたりなんて存在しないかのように通り過ぎていった。
2008年3月 ラオス 人びと | |
砂利道 こども ムアンシン 喧嘩 傘 |
No
1498
撮影年月
2008年1月
投稿日
2008年03月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ムアンシン / ラオス
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM