電車がチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅に入って来た。日本ではありえないことに、走っている電車のドアはどれもこれも開いたままだ。故障している訳ではない。この辺りでは扉を閉じることなく走るのが至って普通のことなのだ。そして、開いたままの乗降口には乗客が立っている。誰ひとりとして、驚いたような顔はしていない。列車のドアが開いたまま走るのがいつものことなのだろう。
乗降口に立っていた乗客たちは、体を半分くらい外に出していた。車内が暑いから、風に当たるために身を乗り出しているのか、はたまた駅に着いた時に真っ先に降りることが出来るためなのかはよく分からない。ひょっとしたら、その両方なのかもしれない。戸口に立っていた男の中のひとりはシク教徒のようで、髪の毛をすっぽりと覆っていた。
2015年6月 インド 人びと | |
ムンバイ 乗客 四人組 列車 ターバン |
No
9277
撮影年月
2010年9月
投稿日
2015年06月02日
更新日
2024年01月06日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM