のと里山空港は人里離れた山奥に造られていた。なんでこんな辺鄙な場所に作ったのだろうと訝しく思ってしまう山奥だ。どうせバブル経済が花盛りだった頃に立てた計画なのだろう。辺鄙なところにある空港には飛んでくる飛行機の数も少ない。コロナ禍で減便されている影響もあるのかもしれないが、定期便は東京の羽田空港行きの2便だけだ。
2階にある見学デッキに上がると、気持ちがいいくらい何もない駐機場と滑走路が視界に入ってくる。なにせこののと里山空港には定期便は2便しかないのだから、滑走路の上に着陸したばかりの飛行機もないし、これから空に羽ばたこうとする飛行機の姿もない。滑走路の上を走る飛行機の姿が見られる方が珍しいのだ。滑走路の向こうには木々が生い茂った山肌が連なっていて、この空港が山の上に造られているのがよく分かる。
そうこうしていると、1機の飛行機がどこからともなく現れて着陸した。のどかな山奥にある空港にやって来た飛行機は見学デッキにいる人の注目を独り占めしていた。
2021年11月 石川 乗り物 | |
飛行機 空港 腕 輪島 |
No
12078
撮影年月
2021年6月
投稿日
2021年11月02日
更新日
2023年08月17日
撮影場所
輪島 / 石川
ジャンル
飛行機写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF