青年が二階の窓際に立っていた。顔を窓から出しながら手の中の何か小さなものを見ている。携帯電話だろう。何やら熱心に読んでいるところを見ると、意中の人からメールでも来たのかもしれない。だから、誰にも邪魔されない場所で、ひとりでメールを熟読したかったのだろう。
その気持ち、分かるよ。でも青年は夢中なあまり周囲に気が回っていないようだった。ひとりになろうと思ってやって来た窓辺は、道を歩く通行人からは丸見えになっていた。
2015年3月 メキシコ 人びと | |
オアハカ 二階 窓 青年 |
No
9111
撮影年月
2010年7月
投稿日
2015年03月11日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
オアハカ / メキシコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM