カサブランカの海辺に建つハッサン2世モスクはモロッコ最大のモスクだ。その名が示す通り故国王ハッサン2世の発案で建造されたモスクは、フランス人のミッシェル・パンソーという人の設計だ。この人はイスラム教徒だったのだろうか。それとも設計というものはその建築家の宗教心とはあまり関係ないのだろうか。その辺はよく分からない。
イスラム教では偶像崇拝が禁止されているのため、ガーゴイルがいたりするキリスト教の教会とは違って、基本的には偶像の類いは一切ない。ウズベキスタにあるシェル・ドル・マドラサ(マドラサはモスクではなくて神学校だけど)にライオンが描かれているのはかなり珍しいことだ。このハッサン2世モスクにも偶像は一切なく、外見は美しい幾何学模様で覆われていた。直線と曲線が絡みあい不思議な世界が出来上がっていた。
2010年6月 建築 モロッコ | |
アーチ カサブランカ 幾何学模様 モスク |
No
4181
撮影年月
2009年12月
投稿日
2010年06月06日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
カサブランカ / モロッコ
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM