ソウルに建つ景福宮は李氏朝鮮時代の王宮だ。正門である光化門から勤政門にいたる途中にある興礼門に男たちが立っていた。往時の守門将に扮した男たちが立っていたのだ。手に薙刀を持って、帽子をかぶり、鋭い視線を来訪者に向けている。世が世なら、僕のような人間が王宮に入ることは許されず、入ろうとしても写真のような守門将に切られてしまったに違いない。それが今では物見遊山で王宮に足を踏み入れても問題なく、何なら金銭でも落とせば感謝される世の中になっている。良い世の中になったものだ。
2008年10月 人びと 韓国 | |
衣装 衛兵・守衛 ソウル 刀 |
No
2085
撮影年月
2008年6月
投稿日
2008年10月09日
更新日
2024年01月05日
撮影場所
ソウル / 韓国
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM