ダッカの中心部をロンドンで見かけるような二階建てバスが走っていた

混雑したダッカの中心部を歩いていると、僕の脇に2階建てバスが現れた。ロンドンで目にするのと同じような2階建てバスだ。これも渋滞緩和のためのひとつの方法なのだろう。一台のバスの多くの人が乗れれば、路上を走るバスの数を減らせて、その結果渋滞が少しばかり緩和するかもしれない。しかし幾ら多くの乗客を載せられても、起きてしまった渋滞からは2階建てバスも逃れられない。しっかりと渋滞にはまり、ゆっくりと大きな車体を移動させていた。

人口密度の高いバングラデシュで交通渋滞は日常茶飯事だ。道路の上は自動車で占拠され、それに混じって走るバスも満員であることが多い。このバスも満員だった。開いている車窓からうんざりしている乗客の姿が見える。どこの国でも渋滞は人をうんざりさせるものなのだ。

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