男は屋台主だった。タキーヤと呼ばれる帽子をかぶってダッカの路上で商売していた。立派な髭も蓄えている。帽子と髭のコンビネーションは男を典型的なイスラム教徒の様相にしていた。バングラデシュはイスラム教徒が多数を占める国だから、町を歩いているとタキーヤをかぶった男を見かけるのは珍しいことではない。あちらこちらで見かけるし、子どもだってかぶっている。
日本でこのような格好をして歩いていると、目立って仕方がないと思う。けれど、ここダッカでは人混みに紛れ込もうと思ったら、日本とは逆にこのような格好をすれば目立たないだろう。やはり木を隠すなら森の中なのだ。
2010年5月 バングラデシュ 人びと | |
髭 ダッカ 男性 笑顔 タキーヤ |
No
4098
撮影年月
2009年9月
投稿日
2010年05月18日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ダッカ / バングラデシュ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM