タキーヤという白い帽子を被った男が道端に腰を下ろしていた。服装からするにイスラム教徒だ。ひとりは顎髭を伸ばしている。その長さからすると、もう何年も剃ったり切ったりしていないように見える。敬虔なイスラム教徒なのだろう。
このふたりは僕が泊まっている宿の前にいつもいる。出掛けるときも、帰ってきたときもいつも同じ場所にいるのだ。一体いつ仕事をしているのだろうと思うのだけれど、正確なところは仕事なんてしていないに違いない。日がな一日そこで寛いでいるように見える。そして、僕と会うといつも笑顔で接してくれるのだった。
No
6776
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年09月05日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM