籠を売り歩く男

籠を売り歩く男
ミャンマーのヤンゴンで撮影 オザワテツ

男は露天市で籠を売り歩いていた

露天市はゴミゴミしていた。露天市をウロウロとしているのは、買い物に訪れた人ばかりではなかった。多くの行商人も露天市で棒手振りをしている。行商人にとってこのような大勢の人がいる場所は、商売するのに格好の場所なのだろう。もっとも市の中に商売する場所を確保できなかっただけかもしれないけれど。それでも、場所を構えず移動しながら商売すれば、好きな場所に移れるから好んでやっている人もいるに違いない。飽きっぽい僕には、移動できる方が性に合っているような気がする。

写真の帽子を被った男も、人混みの中を移動しながら商売している行商人のひとりだった。担いでいる天秤棒からは幾つもの籠がぶら下がっている。このような籠は市場でよく見かけるものだ。露天商たちが売り物を並べる際に使っているものだろう。そう考えると、男は買い物に訪れた人ではなく、この露天市で商売をしている人を目当てにやって来たのだ。

顔を見ると、浮かない表情をしていた。このような籠はそうそう壊れることないだろうから、なかなか男の商売も上手くいかないのかもしれない。

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ヤンゴンってどこ?

PHOTO DATA

No

10786

撮影年月

2018年9月

投稿日

2018年11月05日

撮影場所

ヤンゴン / ミャンマー

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

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