女性の露店商たちが露天市の端に並んで商売をしていた。露天市で働いているのは男性よりも女性の方が多い。男性はどこか他の場所で力仕事に従事していたりするのだろう。
露店商たちは地べたに籠を置いて、その上に商品を並べていた。ある人は野菜を販売していて、ある人は果物を売っている。時間帯のためなのか、それほど露天商の前に足を止めて買い物をしている人はいない。露天商たちはのんびりとした時間を過ごしているように見える。
そんな露天市を眺めていると、ひとりだけ、この空いている時間にしっかりと休憩している女性が見えた。他の人が仕事している中で、その女性は左手に弁当を抱え、右手に手にしたスプーンでご飯をかき込んでいる。ちょっと時間が早かったけれど昼食を摂っているのだ。見ているうちに、女性は眉間に皺を寄せたまま、あっという間にご飯を平上げていた。よほどお腹が減っていたのだろう。それに腹が減っては戦は出来ぬと考えているに違いない。
2018年11月 ミャンマー 人びと | |
昼食 露天市 露天商 ヤンゴン |
No
10788
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年11月07日
更新日
2024年01月26日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA