メクネス旧市街の端っこにエディム広場という大きな広場が設けられている。夕暮れ時になると人であふれる広場もこの時は閑散としていた。僕は広場の端に立ち止まって、広場を行き来する人々を眺めていた。眼の前にはふたりの男が歩いている。それぞれ別の方向に歩いていた。ふたりの向こうに見える高い壁の向こうが旧市街だ。
写真のふたりはジュラバのような伝統的な格好はしていない。まとっていたのはいたって普通の洋服だ。ここでも西洋化が進んでいる。世界中の様々な場所で「近代化」と「西洋化」は同じ意味で使われているけれど、僕にはそれが正解だという自信は日に日に持てなくなってきている。
2014年11月 町角 モロッコ | |
人影 メクネス 広場 壁 |
No
8924
撮影年月
2010年1月
投稿日
2014年11月29日
更新日
2024年01月06日
撮影場所
メクネス / モロッコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM