路地を歩いていると、先に大きな牛の姿が見えた。のんびりと、そこで餌を食んでいるようだ。僕が近づくまでにどいてくれるかなと期待したけれど、それは叶わなかった。近くに来ても、大きいけれど痩せっぽちの牛は路地の真ん中で通せんぼしたままだった。僕の存在なぞ気にも留めている様子はない。僕は僕で、牛の邪魔をしたくはなかった。
万が一にでも、こんな大きな牛を怒らせたら大変なことになってしまうだろう。それに、ヒンドゥー教の世界では牛は神聖な動物だ。地元の人たちも路地の真ん中にいる牛をどかそうとはしない。牛は思う存分そこで寛げるのだった。
2012年5月 動物 インド | |
路地 牛 家畜 マルダ |
No
6485
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年05月31日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
動物写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM