100年以上も前に日本を旅したイザベラ・バードの紀行文を読むと、当時の日本人は好奇心を剥き出しにして珍しい外国人を見にバードの周囲に集まってきたらしい。でも、今では外国人がひとりで日本を旅してもそのような状況にはならないだろう。外国人がそれほど珍しくなくなったということもあるけれど、好奇心を剥き出しにするのは憚られると考える人が多いのではないだろうか。その一方で、インドでは老いも若きも好奇心を剥き出しにして、僕に近づいてくる。
小さな小屋の前を横切ると、脇に男の子が立っているのが見えた。僕の一挙手一投足に注目している。この男の子もやはり好奇心に充ち満ちているようだった。カメラを向けると男の子は竹の横で笑いだした。歯茎と白い歯を見せながら、とても楽しそうに笑っている。これだけ嬉しそうにしてくれると、写真を撮っていてとても楽しい。
2011年12月 インド 人びと | |
竹 ベルハンポル 男の子 顔 柱 笑顔 |
No
6032
撮影年月
2011年7月
投稿日
2011年12月28日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ベルハンポル / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM