ミディガマの浜辺に背の高い椰子の木が並んでいた。椰子の木はシルエットになっていて、その輪郭は空にくっきりと浮かび上がっていた。シルエットの向こうはインド洋だ。インド洋に広がる大空は、まるでホリゾントのようだった。
空から視線を落としていくと、椰子の木のシルエットの間を子どもを背負って歩く男の姿が見えた。天気が悪く、散歩するにはあまりいい日とは言えないけれど、子どもをあやすためなのだろうか、ぽつんと浜を歩いているようだ。男のシルエットはあまりにも小さくて、今にも周囲の高い椰子の木のシルエットに踏み潰されてしまいそうだった。
2008年7月 自然 スリランカ | |
人影 ミディガマ 椰子の木 シルエット |
No
1810
撮影年月
2008年3月
投稿日
2008年07月15日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ミディガマ / スリランカ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM