路地の片隅に立っていると、細い道の向こうからオートリクシャーがやって来た。細い道にもかかわらず猛スピードで走っていたオートリクシャーは、僕の目の前で右折するとあっという間に見えなくなった。プネーの町にも可愛らしい三輪のオートリクシャーが沢山走っている。見かけない日は一日たりともない。
毎日目にするオートリクシャーも、不思議なことに新品のオートリクシャーというものを見ていないような気がする。みな使い古されたものばかりで、納車されたばかりでピカピカのオートリクシャーというのは見たことがない気がするのだ。
ひょっとしたら、もうこのような三輪の自動車は生産されていないのかと思って、自動車メーカーのサイトを見たら、まだしっかり生産されていた。ピカピカの新車を目にしたことがないというのは単に僕の思い込みだったようで、ちょっと安心。インドという国全体が豊かになる日が来るまで、この可愛らしい三輪のオートリクシャーは町を走ってくれるに違いない。
2011年4月 インド 乗り物 | |
路地 オートリクシャー プネー |
No
5375
撮影年月
2010年10月
投稿日
2011年04月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
プネー / インド
ジャンル
自動車写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL