この公園は東洋大学の創設者である井上円了によって造られたものだ。哲学者である井上はソクラテスとカントと孔子と釈迦を祀るために作ったのだという。哲学堂という名前もそこから来ているようだ。人選は和洋折衷だから、世の中の真理をあまねく知らしめたいという思いがあったのかもしれない。
園内には幾つもお堂が建っている。その中に入ると、男が窓辺に腰を下ろしているのが見えた。何をする訳でもなく、ぼうっと外を眺めている。窓からは柔らかな光が注ぎ込んでいた。
No
225
撮影年月
2005年9月
投稿日
2005年11月02日
撮影場所
哲学堂公園 / 東京
ジャンル
スナップ写真
カメラ
CANON EOS 1V
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。