メクネスの旧市街にあった金属製の扉の前に猫はじっとお座りしていた。メクネスの町に限らず、モロッコの町を歩いていると猫をよく見かける。路地の片隅におすわりしている猫を見かけるのは珍しいことではない。
この猫はどうやら扉の中に入りたいようだ。でも、不幸にも猫はその扉を開けることはできない。何も策が思い浮かばない猫は、じっと高いところにある取っ手を見詰めている。
その様子から判断するに、猫は扉の開け方を分かっているような感じだ。高いところにある取っ手を動かすことさえできれば扉が開くことは分かっているのだけれど、肝心要の取っ手が触れるには高いところにある。誰かが来て開けてくれるのをじっと待っていることしか出来ず、猫はもどかしそうだった。まあ、触れたところで鍵が掛かっているのだけれど。
2014年12月 動物 モロッコ | |
猫 扉 メクネス |
No
8961
撮影年月
2010年1月
投稿日
2014年12月17日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
メクネス / モロッコ
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM