パイプを吹かしていた老婆の体には入れ墨が入っていた
集落の中を歩くと、ところどころに人が腰を下ろしてくつろいでいた。女子供ばかりだ。男たちはどこかで仕事に勤しんでいるのだろう。困ったことに、上半身裸でくつろいでいる年配の女性が多い。写真の老婆も上半身裸でくつろいでいたひとりだ。この老婆にとっては上半身裸でいるのが当たり前なのか、僕が目の前に立っても動じることはなかった。
上半身裸になった老婆は腰を屈めてパイプを吹かしていた。腕を見ると、びっしりと刺青が彫られていた。この老婆だけでなく、村の年老いた人びとは刺青を入れているのが普通のようだ。女性はその美しさを表すために、男たちはその強さを示すために刺青を入れる習慣があったらしい。
| 2009年1月 人びと フィリピン | |
| 白髪 老婆 パイプ 喫煙 刺青 ティングラエン |
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PHOTO DATA
No
2396
撮影年月
2008年9月
投稿日
2009年01月15日
更新日
2023年10月04日
撮影場所
ティングラエン / フィリピン
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM
