ふらふらとやって来た小さな佐良浜港は静まり返っていた。水揚げの時間はとっくに過ぎ去っているようで、港では数人が黙々と仕事しているだけだった。写真の男はそんな静かな港で仕事をしていたひとりだ。
目の前のまな板の上には水揚げされたばかりの鰹が置かれていて、包丁を手にした男はちょうど捌いているところだった。包丁を入れるのは難儀そうに見える。なかなか切れないようだ。力いっぱい包丁を入れる男の顔は歪んでいる。よほど身の締まった鰹に違いない。
2007年10月 沖縄 人びと | |
鰹 魚 伊良部島 ナイフ |
No
1118
撮影年月
2007年7月
投稿日
2007年10月02日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
伊良部島 / 沖縄
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V