小雨が降りしきる日だった。花街として栄えた丸山の路地はとても静かだった。まるで雨粒が全ての音を吸い込んでしまったかのようだった。かつての賑やかさは資料の中にしか残っていないのかもしれない。路地の入っていくと、傘を差した人影が歩いているのが見えた。
その人影は坂の上の方から下っていている。その先にも傘を差して歩いている人が見えるから、ここは地元の人たちの抜け道になっているのだろう。この坂を登りきると一体何があるのだろう。
2007年6月 町角 長崎 | |
路地 長崎市 雨 坂道 傘 |
No
935
撮影年月
2007年3月
投稿日
2007年06月10日
更新日
2024年10月21日
撮影場所
長崎市 / 長崎
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V