道端にはゴミが散乱していた。この辺りでは珍しいことではない。こんな状況であっても、近くのお店の人が片付けたりすることはないのだ。ひょっとしたら、ヒンドゥー教の世界では、ゴミ拾いをするというのもカーストが定まっていて、この辺りにはそのカーストの人がいないだけなのかもしれない。
そんな散らかった道端に上半身裸で、素足の男の子がいた。カメラに気がつくと、腕を組みながら僕のことを見据えた。眉間には皺が寄っているのが見える。ひょっとしたら、この散らかっている道路脇を、どうやったら綺麗になるのか考えている最中だったのかもしれない。
2015年12月 インド 人びと | |
男の子 マルダ 裸足 |
No
9596
撮影年月
2011年6月
投稿日
2015年12月19日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM