道端ではリクシャワラーの男が鋭い目付きでお客を物色していた。まるで獲物を狙う狩人のような雰囲気だ。片足をサイクルリクシャーに載せて、クールに決めている。僕に気がついているはずなのに、僕には一瞥もくれなかった。僕が客にはなりえないことを、すっかり見抜かれているのだろう。
町には溢れんばかりの数のサイクルリクシャーが走っている。客を載せていない間、多くのリクシャワラーは道端に愛車を駐めてのんびりとしている。よほどの観光地でもなければ、必死に客引きをする人を見かけることはほとんどない。この男のように鋭い視線で周囲の様子を窺っている人も珍しい部類に入るタイプだ。
2012年8月 インド 人びと | |
ベルハンポル 客待ち リクシャワラー |
No
6700
撮影年月
2011年6月
投稿日
2012年08月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ベルハンポル / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM