チアパ・デ・コルソにあるサント・ドミンゴ・デ・グスマン教会の入り口に備え付けられている木製の扉は大きかった。太陽が照りつける屋外と違って、窓がそれほど設けられていない教会の中は薄暗く、大きな扉のところだけに眩しいくらいの日差しが注ぎ込んでいた。この教会はこの町で最も大きな建造物で、その大きさはこの町がかつて大いに繁栄したことを示している。
栄華な時代は過ぎ去ってしまい、今となっては町はのどかな雰囲気に包まれている。それでも一度建てられた巨大な教会は町の繁栄に呼応するように縮むわけにもいかない。大きな図体のままで町の中心にそびえ続けているのだ。
その大きさゆえか、歴史があるせいか、どちらなのかわからないけれど、この教会は今でも多くの参拝客を惹き続けている。薄暗い教会の中に立っていると、次から次へと参拝客がやって来る。ここは今でも信仰の場としてしっかりと機能しているのだ。来る人もあれば去っていく人もいて、写真のカップルはちょうど大きな扉から外へ出るところだった。
2011年1月 町角 メキシコ | |
チアパ・デ・コルソ 教会 扉 出口 |
No
5107
撮影年月
2010年7月
投稿日
2011年01月26日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
チアパ・デ・コルソ / メキシコ
ジャンル
スナップ写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM