迷路のような路地を歩いていると、大勢の地元の人と行き会うのだった。人びとは僕の存在にちょっとは驚くけれど、特に邪険な扱いを受けたりすることはない。路地では子供たちは遊び回っていて、男たちはお喋りに興じ、女たちは家事に追われていた。路地には日常生活の匂いが充満している。
そんな路地の片隅に、ルンギを穿いた老人が椅子に腰掛けていた。そして、僕のことを睨みつけていた。その後ろの方では、子供たちが遊んでいるのが見える。ここでは僕は完全無欠の闖入者なのだった。
2015年5月 インド 人びと | |
路地 ムンバイ 老人 |
No
9259
撮影年月
2010年9月
投稿日
2015年05月24日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM