住宅街の端っこに食堂があった。中に足を踏み入れると、テーブルや椅子が雑多に並べられていて、大勢の男たちで混雑していた。みな地元の人のようだ。このような場所に来るといつも思うのだけれど、こういう場所で寛いでいるのは男たちばかりで女の姿はない。やはりミャンマーでも、他の国と同じようにこのような食堂や喫茶店など家の外でのんびりする場所は男たちの社交場であって、女子供が来るようなところではないようだ。町を歩いていると、女性の働いている女性の姿をよく見かけるから、女性の社会進出が進んでいるような気がしたけれど、このような場所で寛いでいる女性を目にすることはほとんどない。女性の方が男性よりも働き者であることが多いから、このような場所に来る時間が無いのかもしれない。洗濯をしたり、食事を作ったりと忙しいに違いない。
そのような訳で、この食堂にいる客もみな男ばかりだった。奥の棚の上にはテレビが置かれていて、男たちは食べたり飲んだり煙草を吹かしたりしながらのんびりと時間を過ごしていた。
2019年3月 ミャンマー 人びと | |
カフェ レストラン ヤンゴン |
No
10935
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月16日
更新日
2024年01月18日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA