衛兵交代が終わった。任務を終えたばかりの衛兵たちが忠烈祠の建物の前に整列している。手にはそれぞれ銃剣を持っている。引き締まった顔をしていて、背筋を伸ばして立っていた。これから来た時と同じように行進して引き上げるのだった。
衛兵たちが任務についているのは、忠烈祠という実際の戦闘にはあまり関係のない施設だ。そこで行われるのは単なる儀式であって、戦闘の趨勢を決めるようなものには決してなることはない。衛兵たちの頭に中にあるのは戦闘に勝利することではなくて、様式美だろう。だからだろう、衛兵たちの所作は格好良かった。
2007年4月 人びと 台湾 | |
衛兵・守衛 銃 台北 |
No
849
撮影年月
2007年1月
投稿日
2007年04月17日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V