総統府へとやって来た。総統府の建物は戦前の日本統治時代の1919年に台湾総督府として建造されたものだ。その建物が内部は改装されているとはいえ、今でも総統府として台湾の政治の中心にあるのは感慨深い。
権力の中心である総統府の周囲には、万が一に備え兵士が張り巡らされていた。写真の兵士もそのひとりだ。アサルトライフルを手にした兵士は周囲へ注意を払っていた。写真を撮っても良いかと合図を送ると、兵士は静かに目を閉じた。本当は写真を撮られてはいけないのかもしれないけれど、目を閉じて僕がしていることを見て見ぬふりをしてくれたかのようだった。
2007年3月 人びと 台湾 | |
銃 ヘルメット 兵士 台北 |
No
780
撮影年月
2007年1月
投稿日
2007年03月09日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V