僕の前に男の子が立ちはだかった。この男の子も、他の大勢と同じように僕の持っている一眼レフに惹きつけられて僕のところに来たのだろう。でも、男の子は笑っていない。口を真一文字にしていた。僕は無言の圧力を感じた。
眉間に皺が寄っていて、ちょっと怪訝な表情している。口も真一文字だったけれど、前髪もまた一直線だった。ひょっとしたら、この男の子はカメラを向けられている時は、じっと黙っていなければならないと思っているのかもしれない。
2012年9月 インド 人びと | |
顔 視線 コルカタ 口 疑念 |
No
6827
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年09月22日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM