ベルハンポル(インド)
男は掌を広げた
コルカタ(インド)
ひとりは竹で出来た荷車に腰を下ろしていた
女性は意志の強そうな感じだった
男は車体の横にしゃがんでいた
マリコン(フィリピン)
ひとりの男の子は変顔をしていた
ホーチミン市(ベトナム)
みな思い思いに参拝していた
男の子は止まって振り返った
鬼子母神(東京)
階段を降りる女の子の背後に鬼子母神と書かれた大きな扁額が掲げられていた
ホーチミンの町角では消火栓からは勢い良く出てくる水で水浴びしている人がいた
男はハンマーで屑鉄を叩いてた
老人が鳥居をくぐり抜けていた
愛車のシクロの上で本を開いていた男がピースサインを繰り出した
男はサイクルリクシャーを修理している最中だった
雑司が谷駅(東京)
出口に向かう長いエスカレータに女性が乗っていた
ムンバイ(インド)
カメラを向けると緊張した面持ちになってしまった
男は写真を撮れと言ってきた
どの男も真っ直ぐにカメラを見据えた
二人の男はすっかり寛いでいた
裸足の男は目の前に置いた石版の上に文字を刻んできた
コルカタの道端にボロボロのリクシャーが何台も駐めてあった
男の子も露天商だった
男はカメラに驚いていた
白髪交じりの煙草屋が膝の上に置いていた木の椀の中には煙草の葉が入っていた
檻の中には多くの鶏が入れられていた
眼鏡をかけた男が古着に囲まれて腰を下ろしていた
男は寛ぎ、山羊は餌を食べていた
男の子は口を真一文字に結んで渋い表情をしつつも、カメラの前に立ってくれた
ひとりの男はズボンを腰で穿いていてパンツが見えていた
素足で働く男の前には据え置き型の包丁が置かれていた
男が道端で魚を捌いていた
男の子はトラックの助手席に座っていた
男の前には幾つも籠が置かれていた
男の子は店先に立って手を伸ばしていた
男はクッションに綿を詰めていた
男の子は典型的なイスラム教徒の格好をしていた
二人はお腹が空いていたのかもしれない
男の子はクッションの端を縫い合わせていた
男の子は上目遣いでカメラを見た
男の子は何が起こっているのか分かっていないようだった
男は布団に綿を詰めていた
ビガン(フィリピン)
犬は門番のように店先にお座りしていた
男はかなり喉が渇いていたようだ
男の子が水玉模様のシャツを着ていた
サンタ・マリア(フィリピン)
男の子が人気のない市場で遊んでいた
大勢のリクシャワラーが休んでいた
みなカメラに興味津々だった
イントラムロス(マニラ)
男の子たちが目の前で騒ぎ始めた
移動式のジュースの屋台で働いていた男が氷を削っていた
男の子たちもファインダーの中に入ってきた
若者たちは一斉にポーズを決めだした
男の子はポーズを決めた
女の子はカメラを見ると肩をすくめて笑った
猫は同じ方向を見つめていた
カメラに目ざとく気がついた小学生が僕のところにやって来た
男の子はびしょ濡れだった
ペナン島(マレーシア)
男は屋台の回りを掃除していた
シャッターを切ると男の子たちは一様に照れ笑いを浮かべた
男の子たちはカメラの前で整列した
スワヤンブナート(ネパール)
工房の玄関先には多くの絵画が飾られていて、中では画家が作画中だった
道路脇の水場は体を洗う人で混雑していた
男は大笑いし始めた
スワヤンブナートの境内に幼い僧侶がいた
男はバイクの整備をしていた
道端に並べられた籠にたくさんのマンゴーが入っていた
ムーレイ・イドリス(モロッコ)
人影が細い階段を登っていた
ほとんどの人がタキーヤを被っていた
男は伐採した木を荷台に載せていた
ジュラバを着た年配の男がゆっくりと薄暗い階段を進んでいた
リクシャワラーが愛車の上で寝ていた
男は楽しそうに笑ってくれた
オアハカ(メキシコ)
大きくて円な瞳の男の子だった
昼下がりの路地にのどかな雰囲気が漂っていた
三人の男たちがみ道端で立ち話していた
聖母マリア教会(オアハカ)
男が教会の中へと入っていくのが見えた
屋台が路地にやって来た
職人は気さくに応じてくれた
女の子が窓から身を乗り出していた
タキーヤをかぶったふたりの男がいつも道端の同じ場所でお喋りに興じていた
路地では子どもたちが遊んでいた
女の子たちが行進の練習をしていた
男が道端で寝ていた
男の子はぽかんとした顔つきでこちらを見た
トゥストラ・グティエレス(メキシコ)
男の子は道具箱を抱えながら笑ってくれた
男は意気揚々と立ちはだかった
女の子はカメラを向けられてちょっと驚いているようだった
男の子はバイクを押して歩いていた
カメラを向けても二人は動じなかった
煙草屋は小さなお店の中に腰を下ろしていた
ヤンゴン(ミャンマー)
男の子は車窓からプラットホームの人びとを眺めていた
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