住宅街の中を歩いていると、タレ目の男性が道端に腰を下ろしているのが見えた。どっしりと腰を下ろしていた男は何もせずただ往来を眺めている。おそらくはそこで涼を取っていたのだろう。暑さは人からやる気を奪ってしまう。対抗策はこの男のように何もしないことくらいしかないのだ。
男に近づいていって、カメラを向ける。でも、男は表情を変えることはなかった。あまりにも目が細いので僕のことが見えていないのかもと思ったけれど、満足そうな顔をしていたので多分しっかりと見えていたのだろう。
2008年12月 人びと フィリピン | |
垂れ目 男性 タンクトップ ビガン |
No
2298
撮影年月
2008年9月
投稿日
2008年12月11日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ビガン / フィリピン
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM