上海の道端に犬が這いつくばっていた。何かをガツガツと齧っていたので、何を齧っているのだろうと気になって近づいてはみるものの、近寄ると吠えられる。どうやら僕のことを、大切な宝物を奪い去る悪者とでも思っているようだ。失礼な。いくらお金が無いからといって、犬が齧っている棒のようなものを奪うほど落ちぶれていない。
ちょっと距離を保ちつつ、犬の様子を観察し続けても犬の関心は棒から離れて僕のカメラに向かうことはなかった。それほどくわえた棒が長さも太さもちょうどいい魅惑の棒のようだ。
2008年9月 動物 中国 | |
犬 餌 上海 |
No
2029
撮影年月
2008年6月
投稿日
2008年09月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
上海 / 中国
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM