ベールワラの海岸線に砂浜が伸びていた。ここの砂浜は細い。満潮の時間にはほとんどの砂浜が波に飲み込まれてしまうような細い砂浜だった。そして砂浜からそれほど遠くない沖に島が浮かんでいた。橋はもちろん無いし、島へ渡る船やボートもどこにも停泊していない。島には木々の間に塔が見えるものの、住居があって人が住んでいるのかは分からない。夕日の下に浮かぶ島はミステリアスだ。行ってみたいと思うのだけれど、どうやって行ったら良いのか分からなかったのが残念だ。
波打ち際に沿って歩いていると、男の子がひとりぽつんと立っていた。寄せては引く波とは対照的に、男の子は動くことなく島の方をじっと見つめている。地元の子どもにとっても、この島はミステリアスに映るのだろう。僕と同じように島に渡りたかったのかもしれない。
2008年8月 人びと スリランカ | |
バック・ショット ビーチ ベールワラ 男の子 島 シルエット 波 |
No
1875
撮影年月
2008年3月
投稿日
2008年08月06日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ベールワラ / スリランカ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM